Thursday, September 2, 2010

「バイリンガルはユニリンガルよりも高給取り」

University of Guelphの研究結果によると、カナダではバイリンガルの人たちはユニリンガルの人に比べると、より高い給料を受け取っている可能性が高いらしい。(Globe Life Section, Aug.31, 2010, Research was conducted by Louis Christofides and Robert Swidinsky)

ただし、これは別に2言語を操れることが直接的な原因ではなくて、二言語を操れることに付随する特徴、たとえば教育の高さや文化的な配慮、洗練性などが評価されて給料が高いという結果に結びついているらしい。つまり、雇用主である企業や組織は、バイリンガルにバイリンガルで仕事をすることを求めているというよりは、他者や他文化に対する配慮や洗練性などを買って、より高い報酬を与えているということになる。

ただし、記事では触れていないけれど、これはあくまでもカナダでの、それも公式言語であるフランス語と英語でのバイリンガルという話。バイリンガルといっても日本語と英語ができるとか、ヒンドゥー語とフランス語ができるとかいうのは、給料には反映されないのだ。私のような移民の多くはバイリンガルだけれど、それはカナダでは今も社会的に評価されているとは感じられない。

ま、当然といえば当然だけれど、移民としてはこの記事、なんだかちょっぴりムッときたね。

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