Thursday, July 15, 2010

「女性の権利を求める」国際的連帯-グローバライゼーションの時代に

43歳のイラン人女性Sakineh Mohammadi Ashtianiが不倫を理由に投石による死刑宣告を撤回させようという動きが国際社会で起こっている。カナダでも、各界の著名人(とりわけ女性が多い)が活発にメディアに登場して、この国際的な動きに加わるよう促している。

機会があればイスラエルへのサポートを表明しているIndigo Books & MusicのCEOへザー・ライズマンの意見は、イスラエルに関しては私も賛成しかねないのだが、今回ばかりは彼女の意見に大いに共感した。

The Globe and Mail に寄稿した記事のなかで、ライズマンはイランでとりわけ女性の権利が蹂躙されている状況をイラン人女性が書いた数冊の本に重ねあわせ(さすがは巨大書籍チェーン店のCEO!)、最終的にはエリ・ヴィーゼルの”The opposite of love is not hate. … It is indifference.”(愛の反対にあるのは憎しみではなく、無関心である)を引用して、カナダのような民主主義社会にいる私たちこそ大きな声をあげようではないか、と提案している。

こうして、ある国で人権蹂躙がなされたとき、海外でそれを批判する声が上がるというのは、グローバライゼーションのプラスの側面に違いない。私の母国はイランほどではないにしろ、やはり数々の不正義がまかり通っている状況は今なお続いている。私たちのように海外に暮らす日本人も、日本の不正義を正す運動と連携して活動したいものである。

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