Thursday, March 17, 2011

US official says threat greater than Japan has acknowledged(The Globe and Mail, March 17, 2011)要約

アメリカ政府関係者の原発危機の危険に関する査定は、日本政府が報告している以上に高い。

Gregory Jaczko(アメリカ原子力規定委員会US Nuclear Regulatory Commission)によれば、4号機内にある使用済み核燃料を貯蔵するプール内の水は、ほんの少量か、全く失われた状態であり、燃料棒が露出しているか放射能を大量に放出している可能性が高い。そのため、原発近辺の放射能濃度は事情に高く、適切な手段をとることを困難にしている。

この後、Takumi Koyamada(保安院報道官)は、4号機のなかの水は失われていないと主張。
Duncan Howthorne(オンタリオ州Bruce PowerのCEOおよびThe World Association of Nuclear Operatorのカナダ支部代表)は、もし水が失われていれば、周辺の放射能レベルは非常に高いはずであるとしJaczkoの「水がまったく失われた状況」に対しては疑問を呈している。

水曜日夜、Jaczkoは先の主張を繰り返した上で、日本政府の委員会もプール内に水のないことを確認したという。また、東京電力と政府高官もこの点を確認し、周囲の放射能レベルが高いために作業に当たれない旨を伝えたという。

木曜日朝にはヘリコプターによる水の投下が始まった。最悪のケースは、作業員が全員退去させられ、燃料棒と使用済み燃料の入ったプールでメルトダウンが起こり、放射能物質の大量放出へとつながることだ。

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