Monday, July 18, 2011

アメリカにおける社会秩序の推移(アメリカ国勢調査の結果)

アフリカ系アメリカ人家庭では、2人の親がいる家庭以上に、シングル・ペアレント(母子家庭が大半)家庭の数が多いという結果が、2010年国勢調査の結果、明らかになった。
「我々は、結婚している、あるいはヘテロ・セクシュアルな両親がノームであった1950年代とは違った社会へと移行していることは明らかである。とりわけ、非白人家庭の子どもたちにとってはその傾向が強い」(ローラ・スピア-Annie E. Casey FoundationのKids Countプロジェクト)

現在、アメリカの3歳以下の子どものうち、ノン・ヒスパニック系白人の占める割合はほぼ半分であり(2009年センサス)、これは同人口のうち60%以上が白人であった1990年と比べると大きな推移である。一方で、65歳以上の人口に占める白人の割合は80%、45~64歳人口では73%となっている。こうした推移は、今後のアメリカ社会における人種関係を大きく変えるファクターになると見られている。

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