Monday, September 19, 2011

風力発電:カナダが注目するエネルギー源

エネルギー問題に関して言うと、世界各国は温室効果ガスを排出する石炭にかわるエネルギー源を探ることで独自の取り組みをしている。


世界でも有数の資源国カナダでも、石炭にかわるエネルギー源を探っているが、とりわけ政府が進めているのは風力発電である。統計によると、2000年には風力発電は137メガワットの電力を供給していたが、2011年には4,611メガワットと実に約34倍にも伸びている。なかでもオンタリオ州は、風力発電に関してはカナダで最も積極的に取り組んでおり、総発電量のうち3分の1を供給している。

風力発電の長所として、コストが比較的安いこと(9.7セント/キロワットアワー)、クリーンなエナジーであることがあげられる。
一方、問題点としては風がないときに供給がとまるため、代替エネルギー源をバックアップ用に設置しなくてはならないことがおもに挙げられる。また、興味深い動きとしては、オンタリオ州の町で風力発電のタービンを設置している周辺住民が、健康被害を被っているとして裁判を起こしており、この行方に注目が集まっている。
Reference: Can coal come clean or is wind the future? (The Globe and Mail, Sept. 13, 2011)

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